英語をマスターする、とは?
「英語をマスターする」と一言で言っても、とても漠然としていますよね。マスターした、というのは一体どの程度のレベルの事を言うのでしょうか?この基準はとてもあいまいです。
英検1級とか、TOEICで満点を取った時でしょうか?でも、そういう資格を持った人でも、縦横無尽に英語を使いこなせるとは限りません。
英語に限らず、多くの言語の勉強には基本的に「マスター」という言葉が当てはまりにくいのが本当のところです。どんなに長年英語と接している人でも、必ずと言ってよいほど知らない表現や単語に出くわすのです。
ですから、ここはあえて、英語はマスターしなくてもよいもの、と言う人さえいます。とはいえ、学習に着地点がないと、よっぽど英語が大好きな人でもない限り達成感を得られずに挫折してしまいます。
完璧に「マスター」しないにしても、自分の目的に見合うレベルなら到達することが可能です。ですから、自分の中での着地点を見つけるために、英語教材探しよりも先に何のために英語を学習するのかを見定めておきましょう。そして、目的を達成できるだけの英語力を養える教材を探します。
例えば、海外旅行やホームステイをするというような目的であれば、別にネイティブ並みの英語が話せなくても十分楽しめます。間違えながらでも、意思をきちんと伝えられる程度で目的達成には十分でしょう。
でも、通訳者になりたいといったそれなりに高度な目的があるのなら、瞬時に英語を理解したり訳せる能力、表現の幅、語彙の豊富さが普通以上に求められることは言うまでもありません。
目的を持った英語学習をすれば、自分の中での「英語マスター」への道の第一歩を踏み出したと言えるでしょう。
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